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悶絶メタルのページ(ブログ版)

好き者の琴線を掻き毟る音楽をかたっぱしからレビューするハードコアなサイト

MAJESTICA"Above The Sky" 



REIN XEEDのトミー・ヨハンソンによる新バンドの1stアルバム。

SABATONにギターで加入し知名度を上げた、REIN XEED名義で活動してきたトミー・ヨハンソンが心機一転して新たに始めたバンドによるデビュー作で、REIN XEEDはまぁアルバムを重ねる毎にシンフォニックになり洗練もされて来ていたんだが、その一方で明らかに金儲け目当てのクソしょうもないスウェディッシュポップスのカヴァーアルバムも数枚リリース、SABATONへの加入も含めて守銭奴的な印象もあるし(爆)、童貞臭い癖にイングヴェイ的なエゴも持ってるし、Voが稚拙だしであんまいい印象が無かったりするんだが(笑)、コンポーズセンスは確かなものがあり本作は最終的に脱疾走しちまったREIN XEEDの良かった頃をそのままアップデートした感があり、壮麗なシンフォニックさ、クサさ漂うコーラスワークが目立ち疾走、Voも素人臭さ満点だった中音域が改善されており、これなら少なくとも二流以上一流未満な歌唱力に到達しているのでは無いだろうか!?ちなみに元GAMMA RAY、HELLOWEENのウリ・カッシュが全面的に参加しているぞ。

1曲目はベースに始まりハイトーンシャウトと共に勢い良く疾走、ポジティヴなコーラスも顔を出し2曲目は軽快なアップテンポでこれまた壮麗なシンフォニックさ、クサいコーラスが聴けるぞ。3曲目も軽快なノリを見せつつ北欧の劇的さを放っているが、サビはポップ寄りな印象があるな・・・!4曲目はオルガン等がそこそこ勇壮かつクラシカルな空気を放つ、軽めのエピック風なミドル曲。5曲目はキラキラしたシンセがユニゾンし疾走する王道の北欧メロスピチューンだ!ソロパートやアウトロが劇的で良いのう!6曲目は80年代的なポップさ、キャッチーさが見られ7曲目はなかなかにダサいシンセが昔のアニソン風な空気を発散、その後は軽快な疾走感を放ち8曲目もダサさを感じさせるシンセが登場、全体的に垢抜けないミドル~アップテンポで、9曲目はバラード風に始まりミュージカル風な早口Vo、絶妙にダサくもクサい遊園地ムードを醸し出し疾走!中盤では三時のおやつは文明堂で有名な“天国と地獄”のフレーズも挿入されこの前時代的センスがまたダサいが、QUEEN的クワイアも顔を出すぞ!10曲目は淡々とした印象もあるが、途中から疾走しファンタジックで壮大な印象が見られる7分超えの曲だ。これ以降はボーナスで、11曲目は7曲目の2002年のデモヴァージョン。12曲目は映画“スペースボール”の主題歌カヴァー。ナード向けパロディー映画のカヴァーというチョイスがトミー・ヨハンソンらしいと言えなくも無いが(笑)、アレンジ自体は大して面白くも無い、無難な80年代風だな。

まさしくREIN XEEDの良かった頃をそのままアップグレートしたような印象の1枚に仕上がっており、シンフォニックで煌びやかなシンセに歌唱力が向上したVoによるキャッチーなクサメロ、ソフトかつ厚いコーラスワークが光っており、それでいてギターもそれなりに主張がありリフ重視では無いが皆無でも無いのも良いな。まぁ曲によってはダサい部分も残ってはいるんだが、それでも本作はB級では無く、普通に洗練された高品質な1枚である!

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満足度 84% お気に入り曲 Above The Sky  Rising Tide  The Way To Redemption  Father Time (Where Are You Now)
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2019/08/22 Thu. 15:39 | trackback: -- | 本文: -- | edit

HUMANITY'S LAST BREATH"Abyssal" 



スウェーデン出身のテクニカルデスコアバンドによる2ndアルバム。

2009年にスウェーデンで結成された4ピースバンドで、今現在はどうやらベースがいない編成となっているようだ。本作は2019年にリリースされた通産2作目のフルアルバムで、音楽的にはデスコアを基本としつつテクニカルデスの要素もあり、ゴリゴリにヘヴィで重苦しく暴虐なサウンドはまさしくデスコアそのもので、スローなグルーヴィーさとブラストを交えドス黒いサウンドを展開、どちらかと言ったら雰囲気モノに近く、テクデスと言ってもギターがピロピロしまくっている感じでは無く、部分的にDjent的な要素が顔を出す位だろうか・・・!Voは中~低音のグロウル主体だが、部分的に怪しいクリーンや呟きも披露するぞ。

1曲目は早速のゴリゴリした重厚なギターが登場、デスコアに近い暴虐さ、重苦しさがありグルーヴィーかつ疾走もしており、怪しいクリーンVoも微かに顔を出すぞ。2曲目はインダストリアルな空気も纏いつつブラストも目立ち、3曲目は疾走感を放ちつつ重苦しいブレイクダウン的スローパートも登場、テクニカルなギターも聴け、中盤はこれまた怪しさを放つのう・・・!4曲目は音割れレベルのヘヴィさを放ち疾走しつつ変則的なリズムがテクデス感を演出、ブレイクダウンもあり5曲目もヘヴィかつ怪しいスロー、ミドル曲で、ブラストや胡散臭く重厚なコーラスも顔を出し6曲目は早速禍々しさを放ち疾走、微かなシンセが幽玄さを醸し出すインストだ。7曲目も怪しいヘヴィグルーヴが見られつつブラストで爆走するパートは壮大さがあるな・・・!8曲目はDjent的な怪しいヘヴィさが目立ち、基本はスローだが一部で疾走、9曲目はノイズ、語りにDjent的ヘヴィさ、ブラストが見られるインストだ。10曲目は重苦しくも気だるさのあるスロー曲。中盤でブラストも聴け音の良いブラックメタル風にもなるぞ。11曲目も爆走しつつヘヴィなブレイクダウンが目立ち、デスコアに近い曲調と言えそうだな。12曲目は聖歌風コーラスが浮遊感を放ちつつDjent的ヘヴィさが見られるインストだ。

テクニカルデス、Djentの要素を内包したデスコアで、ゴリゴリな重苦しいヘヴィさが目立ち疾走感とブレイクダウン的スローを交互に披露しつつ怪しげな空気も纏っているが、全体的に雰囲気モノと言い切ってしまえそうなサウンドとなっており、暴虐ではあるが所々でインダストリアルさや浮遊感もあり、メロディアスでは無いがこのドス黒いムードに浸る聴き方が正しいだろうな・・・!

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満足度 80% お気に入り曲 Fradga  Abyssal Mouth  Pulsating Black  Rampant
2019/08/22 Thu. 15:37 | trackback: -- | 本文: -- | edit

2019 8/18 GARRET udagawa ILLUSION FORCE / IRON ATTACK! / BLACK SWEET 

真夏の一番暑い時期に熱いライヴ・・・というようなライヴレポの冒頭をこれまで一体何回使い回して来たか数えるのが面倒臭いが(爆)、とにかくそういう季節のそういうライヴである!本日は新進気鋭の超実力派多国籍バンド、ILLUSION FORCE主催のライヴイベントで、IRON ATTACK!、BLACK SWEETが名を連ねており正統派HM/HR、メロディックメタルの祭典的な1日だと言えよう!ハコは先月にも足を運んだGARRET udagawaである!

一組目はBLACK SWEET、2年程前にデビューアルバムをリリースしそれなりに話題を呼んだ正統派HM/HR、メロディアスハード路線の4ピースバンドで、その頃ライヴを観た事があるが、その頃と変わらぬ髪型だけ今風エモ、スクリーモ系でファッションはメタル寄りのハードな黒基調のメンバーが集いライヴがスタート、ギターとVoがやや引っ込んでいる感じで、ギターの歪みも薄めで泣きのニュアンスがイマイチ伝わって来ない印象があるも、演奏自体はなかなかで基本はメロハーだが時に正統派HM/HR感漂う楽曲を披露しており、Vo以外のメンバーがまぁまぁハモれるのがメロハースタイルの強みかも知れんが、リズムギターを兼任するフロントマンのVoが意外と弱く、そこがやはり国産バンドの弱点だろうか・・・!

ライヴ後半で正統派かつメロパワ要素もある疾走チューン“Valhalla”をやってくれたのは良かったが、バンドが今後オシャレ路線に行ってしまうのであれば黒歴史にしたい曲になっちまうだろうなぁ・・・!

続く2組目がIRON ATTACK!である!今年1月のライヴに個人的事情(熱出して寝込む)で行けず、フル編成では何気に去年、2018年のタイ以来のライヴである!本日はYAMAーB氏は不在だが、まいなすいょん氏に加え勇舞氏に中村拳一郎氏がおり、フロントマンが3人いる編成でのパフォーマンスである!ライヴ冒頭こそBLACK SWEET同様ギターの歪みが足りない印象があったが、すぐに改善されHM/HRの説得力をしかと感じさせる演奏を存分に堪能!当然ながら全メンバーがタイトなステージングを披露しており、“Star Dust”後半のバラードパートからバンドサウンドに戻る瞬間でMikawa氏が“Silent Jealousy”を思わせるドラミングを披露し思わずテンション上がったわい!

さらに“Scarlet furor”等今まで披露されなかった楽曲もプレイされ、プレミア感あるセットリストでコアなマニアも満足出来るライヴだっただろうか!?中村拳一郎氏、まいなすいょん氏がツインVoで歌う“さくら さくら”に続きこの後出演するILLUSION FORCEのJinn氏も登場し、名刺代わりと呼ぶには贅沢過ぎる強靭極まりない鋭過ぎるハイトーンVoを披露!何気に勇舞氏の出番が前半しか無く、そこが惜しい印象もあったし、シンガーの多さもあるが1時間が短く感じられもっと彼等のパフォーマンスを見たい気分だったが、そこが長年の海外公演で鍛え抜かれたライヴバンドの強み、凄みだろう!

そしてトリを飾る3組目が本日主催バンドのILLUSION FORCEである!つい先日に一度彼等のライヴを観ているが、その時同様ステージにモニターを2台設置し視覚効果も含めてのパフォーマンスを慣行!やはり演奏は極めてタイトで、実力者揃いのバンドだと言う事を改めて思い知らされたが、そんな中でもやはりフロントマンのJinn氏のVoの凄さに尽きるわい!マイクの音量もあったのかも知れんが、とにかく鋭過ぎ、声量あり過ぎで耳栓をしていたにも関わらず耳が痛い程の超絶ハイトーン連発で、途中コール&レスポンスでかなりの長さのロングトーンを披露したにも関わらず最後までバテる事は無く、うるさ過ぎる(爆)シャウトで最後まで安定し歌い切るその凄まじさ!彼等の出番になる頃には満員とまでは行かずともかなりリスナーが増えていたが、その中でも少なくないであろうNO耳栓だった人間は耳鳴りにしばらく悩まされる事じゃろう・・・!

セットリストは前回の流れを汲みつつ60分なんで曲が追加され、1stアルバムの楽曲はほとんどが披露されたのでは無いだろうか!?ポップ路線の曲からバラード、王道メロパワにややプログレッシヴなアンサンブルを見せる曲等何気に幅広く、演奏もタイトなんで複雑なパートも荒さが無いのが流石じゃのう・・・!雅楽的な側面のある楽曲も見られるが、個人的にピンと来なかったGYZEの新譜が「雅楽の要素を取り入れた」路線なのに対し、ILLUSION FORCEは「雅楽の叙情性、泣きを取り入れた」路線なのが俺でもグッと来る要因なのだろうと気付かされたな。

メロディー派のバンドが揃ったライヴで、キャリアは浅いながら既に曲、演奏共に高い完成度を見せ付けるILLUSION FORCEのポテンシャルに本日もまた驚かされたが、ことステージ運び、オーディエンスの掌握においてはやはり世界でキャリアを積んでいるIRON ATTACK!のほうがまだまだ上だな・・・!ここ日本ではどうしてもエクストリームメタルのほうがメロディックメタルよりも勢いがある印象が強いんだが、IRON ATTACK!、ILLUSION FORCEはそっち側のバンドにも何ら引けを取らない実力派だと言う事をまた思い知らされたわい!
2019/08/20 Tue. 15:43 | trackback: -- | 本文: -- | edit

TEMPLE OF DEMIGOD"Onslaught of the Ancient Gods" 



アルメニア出身のシンフォニックブラック/デスメタルプロジェクトによる2ndアルバム。

Mark Erskineなるマルチプレイヤーによる一人プロジェクトの通産2作目で、前作はプロダクションこそ極めてチープなものの、ツボを押さえたピアノ、ストリングス系の音色に意外とテクニカルな細かいギターが乗った劇的なシンフォニックブラックとなっており、音質を除けば良質なサウンドに仕上がっていた・・・!続く本作も路線的には前作を踏襲したシンフォニックなデス/ブラックメタルとなっており、そこにトレモロ頼みでは無い細かいギターが乗り曲、パートによってはプログレメタル的な印象も見られるドラマティックなサウンドを堪能出来るぞ!

1曲目は細かく劇的なギターで幕を開け疾走、冷たいシンセも顔を出し2曲目はヘヴィで神秘的なムードが漂う重厚な曲で、疾走パートもあり3曲目は細かいギターに始まりシンフォニックさを放ちつつブラストで爆走!4曲目もまた神秘的な印象があるアップテンポで、5曲目はシンセ、ギターがプログレメタル的フレーズを披露しつつ爆走しており、煌びやかさもあるな・・・!6曲目もシンセが美麗さを放ちつつやはり爆走、これまたプログレメタルに接近しているだろうか!?7曲目は怪しげなギター、シンセに続き勢い良く爆走しており、ダーティーかつミステリアスだな。8曲目もシンセが壮麗さを放ち、適度にプログレッシヴで適度にシンフォブラックしているだろうか!?9曲目もミステリアスな印象のある煌びやかなシンセが聴け、北欧的な冷たさ、薄暗さが感じられやはりブラストで爆走!後半で怪しいクリーンVoも顔を出すぞ。10曲目はスローテンポでシンセが目立ち、途中からやはり疾走するのう・・・!11曲目は怪しいアンビエント系のアウトロだ。

前作の流れを汲んだ、テクニカルで細かいギターワークを主軸にシンフォニックさを放ち劇的に爆走するデス/ブラックメタルをしかと踏襲しており、プロダクションが良くなった分クオリティーも上がっており、大半の曲が疾走しているのがまた好印象である!前作ではグロウルがメインだったVoもブラックメタルらしいハイピッチのスクリームを多用するようになり、スキルの向上が伺えるのう・・・!適度なプログレッシヴさも聴き所で変に技巧重視、長尺になり過ぎていないのも良いな。総じて力作と言える1枚だ!

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満足度 86% お気に入り曲 全部
2019/08/19 Mon. 15:56 | trackback: -- | 本文: -- | edit

TEMPLE OF DEMIGOD"The Great Old Ones" 

TEMPLEOFDEMIGOD1.jpg

アルメニア出身のシンフォニックブラック/デスメタルプロジェクトによる1stアルバム。

2014年に活動を開始した一人プロジェクトらしく、GHOULCHAPEL、ILDARUNI、BLOOD COVENANT等もやってるMark Erskineによるソロ的な立ち位置らしい・・・!本作は2016年リリースのデビューアルバムで、音楽的にはストリングスシンセやピアノを主軸としたオーケストレーションを導入したシンフォニックブラックが基本だが、デスメタル的な要素も多少は見られ、プロダクションはスカスカでなかなかにチープさが目立っているものの、プリミティヴブラックのそれとは異なり、単純にB級っぽさが強いサウンドになっているだろうか!?

1曲目はピアノ、ストリングスシンセによるイントロで、2曲目は怪し気なギターに始まりシンフォニックさを放ちブラストで疾走!途中はリフ主体のミドルパートになり、3曲目は細かく怪しいギターが顔を出しミステリアスなシンセも登場、疾走感もあるぞ!4曲目はピアノ、ストリングスが淡々としたムードを演出し、スローテンポで退廃ムードを漂わせつつ細かいギターも聴けやはり途中で疾走、7分ある長尺だな。5曲目は劇的なストリングス、細かいギターで幕を開け疾走するドラマティックなシンフォニックブラックだ!6曲目も早速のストリングス、ブラストで勢い良く爆走!壮大さ、大仰さも目立っており7曲目も劇的なブラストで爆走するシンフォブラックである!8曲目は怪しいギターが主体のスローテンポとなり、禍々しくも退廃的な空気が漂いつつ途中テンポアップしプログレメタル風になるぞ。

プロダクションはチープだが、ピアノ、ストリングスの音色によるオーケストレーションを導入したクサめのシンフォニックさが目立った劇的かつ叙情的なデス/ブラックメタルとなっており、ギターがなかなかに細かいフレーズを弾いており悲壮感あるグロウルも悪くは無く、緩急付いた楽曲展開を見せており音質を除けばクオリティーは高い1枚である!

満足度 82% お気に入り曲 Ominous King  Mountains Of Madness  Lurking In The Treeshold  Embodiment Of Chaos
2019/08/19 Mon. 15:55 | trackback: -- | 本文: -- | edit