AMBERIAN DAWN"Innuendo"
フィンランド出身の様式美シンフォニックメタルバンドによる6thアルバム。
クサい疾走感を放つ様式美系のシンフォニックメタルでありつつ、ゴシカルなほの暗さ、ロマンティックな格調高さを内包する、女性シンガーをフロントに擁した北欧のバンドによる通産6作目で、過去曲リメイクの企画盤を入れれば7作目に当たるアルバムである!キャリア途中で女性シンガーが交代し、オペラティックなソプラノからHM/HR然とした声質の女性Voに変わっており、一頃のNIGHTWISHみたいな様相を見せているんだがこっちはもっと即効性あるクサメタル系なんで、あまり違和感と言うか抵抗は無く曲が良ければ楽しめるタイプなのが利点じゃのう・・・!
1曲目は早速の優雅さを見せつつも多少落ち着いた印象があり、途中クサいフレーズが盛り上がりを見せ2曲目はキャッチーさのあるシンセが登場、3曲目はミステリアスさを放ちつつこれまた淡々と展開、中盤以降でようやくシンフォニックに疾走もするぞ。4曲目は再び淡々とした穏やかなポップ寄りで、5曲目は優雅なロマンティックさを漂わせたオペラティックなバラード。どこかディズニーっぽい所があり良いな・・・!6曲目はここに来てようやく登場のメロスピ的疾走チューンだ!7曲目はヘヴィ寄りのリフが聴けダーティーな印象もあるが、シンフォニックさも見られサビは優雅だな・・・!8曲目は妙に明るくほのぼのしたポップ路線で、9曲目はかなりクラシカルでクサいギターフレーズが登場、淡々とした印象でミステリアスさもあるな・・・!10曲目はまったり気味の穏やかなバラード寄りスローテンポだが、シアトリカルなミステリアスさも見られるぞ。11曲目は1曲目のヴォーカル無しで、12曲目は1st収録曲のリメイクである。
雰囲気自体は過去作とあまり大差無いんだが、全体的に疾走感や壮大さが薄れ過去作で聴けたような大仰さ、クサさと共に優雅なドラマティックさを放ち疾走する様式美系のシンフォニックなクサメタルチューンが減り、どうにも落ち着いちまった印象があるなぁ・・・!近年のDARK MOORと同じような方向を辿っている感じで残念である!今も昔もこの手のクサメタル系は洗練されると途端につまらなくなっちまうんだなぁ・・・!
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満足度 76% お気に入り曲 Innuendo Angelique Rise of the Evil Symphony Nr. 1, Part 1 - The Witchcraft
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2018/06/18 Mon. 16:08 |
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